ヘッジファンドの最低投資額と利用リスクとは?

ヘッジファンドってお金持ちだけしか相手にしないと思っていないでしょうか?

質問した私が話すのもはばかれますが、つい10年ほど前までは一部のお金持ち以外を相手にするヘッジファンドはなきに等しかったです。ですが、ここ5年ほどでヘッジファンド各社は最低投資額を大きく下げ、現在では一般のサラリーマンでも手が届く存在になりつつあります。

もちろんこの「一般のサラリーマンでも手が届く」ということを聞いても具体的な最低投資金額が分からないと本当に投資に取り組めるのかわからないですよね。

そこでこのページではヘッジファンド業界の最低投資金額というのは大体いくらであり、最低投資額が低いファンドの中でおすすめの会社はどこなのかについて見てみます。その他にもヘッジファンド投資に取り組んだ際のリスクについても触れているので、ヘッジファンド投資に関して圧倒的に詳しくなれます。

下限額が1,000万円の会社の増加

実はヘッジファンドの最低投資額というのは各社に応じて異なります。ですが、最近では最低投資額を1,000万円に設定しているヘッジファンドが増えているので業界全体では1,000万円という金額が標準的な最低投資額となりつつあります。

「1,000万円」という金額を聞いてどう思いますでしょうか。正直高いなと思うと思いますが、決して準備ができない金額ではないのではないでしょうか?

現に最近は相続や退職金といったまとまったお金を手に入れたサラリーマンの方がヘッジファンドを利用するようになっているくらいです。まだまだ簡単に利用ができる機関ではないのですが、最低投資額は1,000万円なので年収1億円クラスの本当の富裕層以外でも十分手が届く存在になっているのです。

各社の最低投資額が下がった理由

さて先ほど現在のヘッジファンド業界の最低投資額は1,000万円という話をしました。

実は最低投資額が1,000万円になったのは最近の話でして、リーマンショック前後ではほとんどのファンドは最低投資額を5千万円~1億円に設定をしておりました。まだまだ1千万円という最低投資金額は高いと感じるかもしれませんが、5千万円~1億円という金額と比較すると5分の1、10分の1の水準ですよね。

どうしてここまでヘッジファンドの最低投資金額が下がったのでしょうか?

実はその理由はリーマンショックの影響と新興の私募型のファンドの出現です。それぞれの詳細についてはこれから簡単に見ていきます。

富裕層のファンド離れ

2008年にはリーマンブラザーズが潰れてその影響で金融市場がパニックになったいわゆる「リーマンショック」が発生しました。リーマンショックの影響はヘッジファンド業界にも深刻なダメージを与え、2008年には大きな減益を出したファンドが溢れました。

この流れからまとまったお金を持つ富裕層や機関投資家のヘッジファンド離れが徐々に強まり、リーマンショック以前ほどは富裕層を囲い込めなくなりました。

その結果として機関投資家や富裕層を頼みにしていたヘッジファンド各社は規模の縮小に迫られたのです。規模の縮小を食い止めるためには新たな顧客の獲得は急務のため、最低投資額を下げるという選択を取らざるを得なかったのです。

新興の運用会社の出現

リーマンショック後に業界全体の最低投資額の引き下げに合わせて2010年以降には準富裕層をメインターゲットにした私募型のファンドが現れました。

この準富裕層向けの私募型のファンドというのは最低投資額を5千万円~1億円といった額に添える会社と違い、下限額を2千万円前後に設定するファンドです。

この準富裕層向けのファンドの中にはしっかりとした運用力がある会社も少なくなく、これまで大手のファンドを利用していた投資家の中にも準富裕層向けのファンドに切り替える人が増えてきました。

その結果として新規で顧客を囲い込む必要があるヘッジファンド各社は最低投資額を軒並み下げたのです。しかも準富裕層型の私募型のファンドの中には最低投資額を1,000万円以下に設定する会社も増えてきたので、現在では1,000万円がヘッジファンド業界の最低投資額の1つの目安になったのです。

最低投資額と利回りの高さは無関係

最低投資額が下がったことを知るとヘッジファンド業界の全体の質が下がったのではと感じる人も少なくありません。もしかしたらあなたも最低投資額が低いファンドに対しては無意識のうちに「安かろう、悪かろう」という感覚を覚えるかもしれません。

この「安かろう、悪かろう」というのは物にもサービスにも当てはまりますが、ヘッジファンド業界には基本的には当てはまりません。なぜなら最低投資額はあくまでそのヘッジファンドがメインの顧客層をどの程度の年収にしているかを示しているだけであり、運用力は一切示していないからです。

現に当サイトで紹介しているおすすめのファンドランキングの第一位であるBMキャピタルは最低投資額を1,000万円にしています。肝心の運用能力に関していえば、年利15%が業界水準と言われるファンド業界において毎年25%以上の数値を出しています

BMキャピタルの例はさておき、ヘッジファンド各社の最低投資額の高さとその会社の運用力の高さには関係性は基本的ありません。

ただし最低金額が低すぎるのは注意

先ほど話した「最低私募金額」とヘッジファンドの運用力には関係がないという話ですが、一部例外があります。その例外というのは何かというとあまりにも最低私募金額が低すぎるファンドです。

具体的には私募金額が100万円だったり、200万円だったりするケース。こういった500万円以下で投資家を募っているヘッジファンドは富裕層や準富裕層に相手されないがゆえに一般の投資家を募集せざるを得ない「いわくつき」のファンドの可能性があります。

それに最低投資額が100万円~200万円に設定しているファンドというのは往々にして運用資金があまり集まっていないもの。運用資金の額が少ないファンドは質の高いファンドマネージャーを雇うことも難しいので、結果として質がいまいちのケースがあります。

なので、最低私募金額とヘッジファンドの運用力には関係ないというのは一般的なケースであって、例外もあるのは知っておいて損がありません。

ヘッジファンド投資のリスクとは?

ここまでヘッジファンドの最低投資額が下がっており、1,000万円近い投資資金があれば十分に投資ができることをお話してきました。これまでの内容をまとめますと多少無理をすればヘッジファンドを利用することは普通のサラリーマンでも問題ありません。

ですが、大切な1,000万円をおいそれと投資に回すことはできないと思います。そこでここからはヘッジファンド投資にはどんなリスクがあるのかについてみていこうと思います。

主な3つのリスク

ヘッジファンド投資に見受けられる主な投資リスクというのはこちらの2点になっております。

  • 解散リスク
  • 減益リスク

ヘッジファンドの最低投資額と利用リスクとは?

最初の解散リスクというのはヘッジファンド自体が解散してしま、投資額がそっくりそのままなくなるリスクです。そして2つ目の減益リスクというのは投資したヘッジファンドが減益を出し、元本が目減りするリスクです。

他にもリスクはありますが、一般的にはヘッジファンドへの投資リスクはこの解散リスクと減益リスクが主になっております。

リスクの低い会社の見つけ方

ヘッジファンド投資の2大リスクは解散リスクと減益リスクである以上、この2大リスクが低いファンドが安全なファンドになります。そこでリスクが低いヘッジファンドをお探しでしたら各社の解散リスクと減益リスクに着目することをおすすめします。

具体的にはこちらを投資前に運用報告書やファンドの説明会でファンドマネージャーなどに問い合わせるのが良いでしょう。

  • ポートフォリオの配分具合
  • 過去3年間の平均リターン
  • 過去5年で減益を出したがどうか
  • ファンドの運用方針

上の3つに関しては各種の報告書に目を通せば必ず目にすることができます。その資料に目を通し、資産配分は安全そうなのか、きちんと利益を出しているのか、減益を出したことがないのかをチェックすれば安全性が分かります

そして最後のファンドの運用方針というのは損失を出さないのを第一にするのか、それとも目標完遂を第一にするのかといったもの。各ヘッジファンドで投資家の運用資金の運用方法が異なる以上、この方針に関しては投資前に確認を取りたいですね。

特にファンドの解散リスクが怖いのでしたら「損失を出さないことを第一にする会社」を利用することをおすすめします。

おすすめのヘッジファンド特選

このページではここまでヘッジファンド業界の最低投資額やリスクについて見てきました。そろそろこのページも終わるので、最後に投資リスクが低く、最低投資額も低いおすすめのヘッジファンドの名前をランキング形式でまとめてみようと思います。

  1. BMキャピタル
  2. アズカル・アセットマネジメント
  3. ヘッジファンド証券
  4. ヘッジファンドダイレクト株式会社

ここで取り上げた4社のヘッジファンドはどれも最低投資額が1,000万円クラスの金額となっており、解散リスクも損失リスクも低いファンドです。もしあなたが最低投資額や損失リスクが低いファンドをお探しでしたらこちらの4社の利用を検討してみることをおすすめします。ちなみにこの4社の詳細についてはこちらのページでまとめております。

4社の詳細はこちら