今話題のヘッジファンドオーシャンズブリッジに迫る

日本のアクティビストファンドの1つであるオーシャンズブリッジ。まだ運用開始から1年足らずの新しいヘッジファンドですが、既に高いリターンを叩き出しており注目を集めています。

アクティビストファンドの実態と合わせて、オーシャンズブリッジが実際に投資する価値のあるヘッジファンドなのか、詳しく見ていこうと思います。

オーシャンズブリッジの基本情報

麹町から徒歩2分とアクセスの良いオフィスを構えるオーシャンズブリッジの会社概要について確認してみましょう。

会社名 Oceans Bridge合同会社
所在地 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5-20 KSビル 8F
電話 03-6867-1476
事業内容 ・(1)経営コンサルティング業務
・(2)有価証券の保有、運用及び投資業務
・(3)セミナー講演会等の企画、運営及び実施業務
・(4)前各号に附帯または関連する一切の業務
代表社員 西 学

 

オフィスが存在するということはわかりましたが、会社概要だけではどのような活動をしているヘッジファンドなのかわかりませんよね。

実際にオーシャンズブリッジがどのような投資戦略を立てているのか解説致します。

オーシャンズブリッジが運用するヘッジファンドのスタイルとは

オーシャンズブリッジが運用するヘッジファンドのスタイルとは

「アクティビストファンド」や、「物言う株主」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

オーシャンズブリッジはまさしくそれらに該当するヘッジファンドであります。

日本では村上ファンド、世界では香港のオアシスマネジメントなどがアクティビストとして有名なヘッジファンドですが、オーシャンズブリッジも基本的には同じような投資手法を採用しています。

アクティビストファンドの投資手法とは

アクティビストファンドとは、企業が発行する株式の一部を買取り、株主としての権利を講師しながら企業の価値を高め、市場評価が高まったタイミングで売却をして利益をだす投資手法を取ったファンドのことを指します。

一般的に、ヘッジファンドなどの外部者が狙った企業の価値を高めるためには、

  • コーポレートガバナンス(企業統治)の改善
  • 財政の健全化・強化
  • 無駄な資本のカット(不要な設備や土地の売却など)
  • リストラ

など、基本的には企業経営の無駄の排除や効率化の方法をオーナーや経営陣との対話を通して伝えるか、もしくは株主意見として企業側に訴えかけます。

アクティビストファンドの中でも対話を通じて無理なく企業価値を高めていこうとする”友好的”ファンドと、時には戦いも辞さない”敵対的”ファンドと戦略が細かく分かれていきますが、オーシャンズブリッジの場合は、原則、対話を重視した中長期的な投資を軸にするとのことなので、友好的ファンド寄りなのかな、という感じであります。

日本企業が聞く耳を持ち始めた=アクティビストファンドの活躍が期待できる

一昔前の日本では、会社が株主の意見を取り入れることも、株主側が会社に対して意見をすることもあまり見られない光景でした。

日本では意見をするということに対して積極的ではないですから、会社と株主の関係も深入りしないというのが、ある意味お決まりだったのですね。

しかし、最近ではアクティビストファンドのオアシスマネジメントが任天堂に対してスマホゲーム市場に参入するよう意見したり(現在では既に任天堂からスマホゲーム出ていますが、数年前までは費用対効果が薄いとしてスマホゲーム市場への参入を任天堂は拒否していました)、日本企業がアクティビストファンドを始めとする株主の意見を取り入れるようになりました。

このように意見しても突っぱねるのが普通だった日本企業が、聞く耳を持つようになったことで、海外のアクティビストファンドが日本市場に参入してきている段階です。

まだまだ日本は企業経営に改善できる点が沢山あり、他の先進国に比べて実態価値よりも割安で取引されていると言われていますから、アクティビストファンドの台頭によって日本株が全体的に底上げされる可能性があります。

やっと重い腰を上げた日本ですから、今後アクティビストファンドに投資する価値は十分あるのではないでしょうか。

ひとことにアクティビストファンドとは言っても投資対象はファンドごとに異なります。
オーシャンズブリッジではどういった企業に対して投資していくのでしょうか。

オーシャンズブリッジの投資対象と特徴

オーシャンズブリッジの投資対象と特徴

続いて、オーシャンズブリッジの投資対象や特徴についてまとめていきます。

オーシャンズブリッジは投資対象を中小型株に限定している

オーシャンズブリッジは上場株式の中でも、中小型株式をメインに投資しています。

資料によると、時価総額が500億円以下の企業をターゲットとするそうです。

参照:OceansBridge公式サイト

日本は、大企業よりも中小企業のほうが圧倒的に多く存在するということはご存知かと思います。
しかし、会社の規模が大きければ相場に与える影響も比例して大きく、アナリストなどの専門家も大型株式の調査・研究を重点的に行うため、どうしても中小型株式にスポットライトが当たりづらいというのが現状です。

赤枠で囲われている部分が、小型株及び超小型株式に対するアナリストの数ですが、超小型株になると1社あたりたった0.4人で精査している状態です。

会社の実情を見ている人がほとんど居ないということは、正当な評価が下されていない可能性が高いため、企業の実態価値と株価が釣り合っていない企業が多く存在し得るということになります。

オーシャンズブリッジではこのように実態と株価に乖離がある企業の中で割安に放置されている銘柄を割り出し、さらに経営陣への働きかけによって企業価値が高まる期待が持てそうな企業に投資をします。

  • 資本の効率化が望めそうな企業
  • コーポレートガバナンスの改善により価値が高まりそうな企業

実際には以上の2点だけではないでしょうが、このようなケースに当てはまる企業を調査・発掘して、投資判断を行うそうです。

投資判断においては、業界内でのシェアや収益の質などをオーシャンズブリッジ独自の評価基準で点数化することはもちろん、開示資料(有価証券報告書や決算短信等)からは読み取ることの出来ないような定性的な情報を経営陣との対話から得て、投資するかの最終判断を行います。

投資する企業に対して徹底的な調査を行う姿勢や専門性は、個人では出来ない領域であると思います。

さらに、調査や投資判断を行うメンバーが素晴らしいという点もオーシャンズブリッジがおすすめできる1つのポイントと言えます。

 

優秀過ぎるメンバーで構成されたオーシャンズブリッジの運営陣

投資戦略を練ることにはじまり、投資先企業を見つけ出し、最終判断を行う全ての過程で重要なのが、それを操る人物ですよね。

オーシャンズブリッジは運営陣が、優秀すぎることでも話題になっています。

世界大学ランキングで堂々1位のオックスフォード大学を卒業された方をはじめ、国内・国外を問わず金融機関での豊富な勤務経験のあるプロフェッショナル達で構成されているのです。

やはりヘッジファンド投資をする際は、ファンドを運営するメンバーも重要ですからチェックしておきましょう。

投資戦略も期待が持てそうですし、メンバーも言うこと無しの豪華さですよね。

さらにオーシャンズブリッジ、ヘッジファンドでは珍しく情報公開も積極的に行っているのがポイントです。

積極的な情報公開が魅力的である

運用手法を他のヘッジファンドや投資家に知られてしまうと、真似されるという危険性がありますから、多くのヘッジファンドでは情報公開に対してあまり積極的ではありません。

しかし、オーシャンズブリッジでは運用相談で問い合わせをするとわかりやすい資料(最新の運用リターン付き)がメールで送られてきます。

さらに相談した翌日以降からは、オーシャンズブリッジの投資方針や、一般的な投資知識等、丁寧なメッセージが頂けるのです。

さすがに出資する前ですと投資している個別銘柄を教えてくれることはないと思いますが、投資されている方には詳細を惜しみなく教えてくれるそうです。

一般的なヘッジファンドの運用レポートでは、割合大きなお金を動かしている投資銘柄については解説されていても、細かいところまでは記載されていないことがほとんどなので、隠さないという点についてはかなり新鮮に思えました。

隠さないと真似されてしまうのでは?と心配になりますが、すでにオーシャンズブリッジが投資している銘柄を公表しているだけですので、他のファンドや個人投資家が同一銘柄を買い付けたところで株価は上昇しますので、オーシャンズブリッジに対して利益となります。

自分が投資しているお金が何に使われているか理解するというのは、投資する上で大変重要ですよね。あえて隠さないという方法を取っているのは、投資家目線からすると安心感が得られる評価ポイントと言えるのではないでしょうか。

これからますます期待が持てるファンドスタイルに加え豪華なメンバー、そして投資銘柄がわかるという透明性を兼ね備えたオーシャンズブリッジ、とても魅力的なファンドであると思います。

 

では実際にオーシャンズブリッジに投資する前に知っておくべき点についても解説致します。

オーシャンズブリッジについて知っておきたいこと

オーシャンズブリッジについて知っておきたいこと

投資前にあらかじめ確認しておくべき事項がありますので見ておきましょう。

運用開始からまだ日の浅いヘッジファンドである

冒頭でもお伝えしましたとおり、オーシャンズブリッジは新しいヘッジファンドです。

2019年4月から運用開始されたため、まだ設定からあまり経っていないのですね。まだ運用実績は短いですが、成績の方はどうでしょうか。

2019年11月末までのレポートでは、累積リターンが31.26%とかなり調子良いことがわかります。

5月に一度マイナス成績となっていますが、実はこのとき日本株でー7%、米国株でも同程度の下落となっていますから、ー1%台で抑えられているのは評価できるのではないでしょうか。

最低投資額は1000万円から

国内ヘッジファンドではほぼお決まりと言えますが、最低投資額は1000万円となっています。
決して低い金額ではないですから、オーシャンズブリッジの投資方針や戦略に納得した場合のみ投資するようにしましょう。

オーシャンズブリッジの評判

オーシャンズブリッジの評判

まだ新しいヘッジファンドであるということで、評判や口コミは今のところ見つかりませんが、もう少し運用期間が長くなるとオーシャンズブリッジに対する口コミなどもどんどん出てくることが想定できます。

情報公開も積極的に行っていますし、投資者からの評判は良いのではないでしょうか!

調子の良かったヘッジファンドからオーシャンズブリッジの投資方針に惹かれて乗り換えたなんていう方も見かけましたから、期待の高さが伺えますよね。

今後もオーシャンズブリッジの動きに注目していきたいと思います。

 

まとめ

アクティビストファンドはリスクを積極的に取ったヘッジファンドと捉えられることが多いですが、オーシャンズブリッジは割安株にフォーカスするため値下がりの心配はあまりないと言えるでしょう。

しかし、アクティビストファンドはリターンが得られるまでに時間がかかることが多いです。
今のところ成績順調ですが、今後停滞するなどの可能性もありますので、投資は余裕資金をもって行うようにしましょう。

 




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