業界に世代交代の波

2014年に、ヘッジファンドへ投資していた機関投資家たちが相次いで「ヘッジファンド離れ」を起こし、一時ヘッジファンドは閉鎖的になっていた。

しかしその後、確かな実績と名声を持つファンドマネージャーが在籍、かつ運用資産規模の大きいヘッジファンドは良いリターンを記録し続けている。

ただ、2016年から大物マネージャーによるファンドの閉鎖が相次いで起こっており、最初にファンドを閉鎖したのはリチャード・ペリー氏。彼はペリー・キャピタルという自身のヘッジファンドを運営していたが、2016年に閉鎖した。

次いでイートンパーク・キャピタルマネジメントのエリック・ミンディッチ氏や、ブルーリッジ・キャピタルのジョン・グリフィン氏が次々にファンドを閉鎖。

ヘッジファンドの専門家として名高いジョー・マレンダ氏は、

「世代交代が起きている。」

と発言し、さらに

「最近退場している大物マネージャーたちは、業界初期の創設者たちだ。彼らは今、大きく膨らんだ資産を第二の人生でどうしていくかという問題に直面しているはず。」

と述べている。

ヘッジファンド業界は今厳しい状況下に置かれており、ビットコインをはじめとする仮想通貨の普及や手数料の問題。そしてパッシブ運用商品やクオンツ戦略との競争など、ヘッジファンドにとって向かい風となるような状況となっているのだ。

HeadFund Search(HFS)によれば、2017年1~9月期の成長は前年の同時期と比較して4.4%となっており、3年連続で運用件数より清算件数が上回っている状況だという。

こういった状況を踏まえて、ファンドマネージャーも今の状況では運用をしたがっていないという声も上がっており、2018年ヘッジファンド業界がどうなっていくのかに注目だ。