
Bloombergによると、Adam Schwartz(アダム・シュワルツ)氏は、ショートを確信し、設立後間もない会社の資金の約半分をショートポジションに投じたという。
Adam 氏は、70億ドル(約7920億円)の資産を運用するJeffrey Tannenbaum(ジェフリー・タンネンバウム)氏のヘッジファンド「FirTree Partners」を3年前に辞めたばかり。
会社の資本金の大部分が自前資金であるために、こうした自由な投資ができているという。
そんなAdam 氏が確信しているのは、債券価格が急落し、主要債券指数に連動する上場投資信託(ETF)に極めて大きな打撃が及ぶだろうという見解。
具体的には金利上昇が高レバレッジ企業の資金繰りを行き詰まらせ、デフォルトが相次ぐ事態に陥ることになると予測している。
さらにAdam 氏はインタビューに対し、
「ETFはもともと大きな売り浴びせに対応できるようには設計されていないものだ」
としており、さらに
「ETFの崩壊は、現在のような流動性が保たれると投資家が考えなくなれば発生するだろう。時間の問題だ。」
とも述べた。