ヘッジファンドの大半がビットコイン先物に懐疑的?
バークレイヘッジが1月に行った調査によると、商品先物を取り扱うヘッジファンド(CTAと呼ばれる)の約80%は、
「今後6か月以内にビットコイン先物への投資を行うことを考えていない」
という。
この大多数ともいえるヘッジファンドがビットコイン先物に懐疑的な理由としては、以下が主に挙げられている。
- 新規導入されたばかりなのでまだ判断しがたい
- 証拠金が高すぎる
- ビットコインはボラティリティが大きすぎる
事実、ビットコイン先物は2017年12月に上場したばかりであり、時期尚早と考えているファンドが多いようだ。
そして33%ほどのヘッジファンドマネージャーに至っては、
「仮想通貨は悪しき考えであり、投資対象として推奨されるべきではない」
とも述べている。
一方で、既にビットコイン取引を行っているマネージャーの5%は、CME(米先物取引所)で扱われている先物商品の方をより好んでいる。なぜならCMEはCTAファンドを積極的にサポートしており、幅広い商品を提供しているからだ。
以上を踏まえてバークレイヘッジの代表であるSol Waksman氏は、
「約60%の回答者は、ビットコイン先物が今後12か月間は取るに足らない存在であると述べている。ただ30%以上の回答者は、いずれこの先物商品の流動性は増し、成功するだろうと考えている。
いずれにせよどちらが正しいかを決めるにはまだ時期尚早である。」
と述べている。
原典:「https://www.hedgeweek.com/2018/01/18/260230/four-fifths-ctas-have-no-plans-trade-bitcoin-futures」
これまでの内容を総まとめ
今回のニュースは「商品先物を取り扱うヘッジファンドの80%がビットコイン先物を現時点で投資対象と考えていない」との内容でした。
確かに現在、仮想通貨市場は下落相場にあり、2018年の市場環境は低調に終わるとの予測もたっています。
とりわけビットコインについては、テクニカル分析の結果、今後6000~7000ドル(約77万円)にまで落ち込む可能性も示唆されています。
これらの現状を踏まえると、現時点でビットコイン先物を投資対象と考えない大半のCTAファンドの判断は合理的と捉えられますよね。
ただいずれにせよヘッジファンドとビットコインの動向には注目が集まります!引き続きヘッジファンドとビットコインの動向には要チェックですね!