第1位 BM キャピタル
おすすめポイント
2013年以来8年連続プラス!年平均は10〜20%。※(前会社の成績含む)
ファンドマネージャーや社員は東大、京大卒、外資系金融機関出身者で構成。
運用対象は国内株式。投資先への株主提案や、裁判も戦略として展開。
綿密な証券分析によるバリュー投資、イベント・トリブン投資がメイン。
時には投資先に重要事項提案も行うアクティビストファンド。
8年間マイナスなし!BMキャピタルの特徴と魅力
国内ヘッジファンドでも特に「安定した運用」が魅力となっているBMキャピタルは、「損失を出さない」を信条に運用をしています。
実際に過去の運用においてマイナスを出した年は一度もなくそれでいて運用成績は平均10〜20%前後となっています。
そして直近4年間での資産価値は2倍以上。まさに安定した運用ができている国内ファンドだといえます。
ではなぜこのような安定した理想の運用ができるのでしょうか?
運用体制やBMキャピタルの投資手法とは
BMキャピタルのチームは、東京大学や京都大学など一流大学を経てゴールドマンサックス、バークレイズといった外資系銀行で実務経験のある金融プロ集団。
豊富な知識とスキルを持ち、東京大学や京都大学時代のネットワークを駆使し、官公庁や上場企業経営者など、幅広い人脈を持っています。
8年以上にわたり安定した運用パフォーマンス(年平均約10〜20%)を積み上げてきた裏には、高いマーケット分析能力と情報力があります。
気になる投資手法ですが、BMキャピタルは国内株式のバリュー投資。
また、信条と運用ポリシーは公式サイトに記載されています。
投資は利益を出すことも大事ですが、同時に「資産を守る」ということの方が大事です。
この点はBMキャピタルでは重視しているポイントなのでしょう。
運用実態を可視化する
では次にもう少し詳しく解説していきます。
まず前提として、BMキャピタルは戦略に応じ投資法人を使い分けているので、以下の解説はBMキャピタルグループ(=ファンドマネージャー)の実績とご理解ください。
BMキャピタルグループが取り組んだ過去のディールの中には筆頭株主まで株式をシェアした事例があります。過去にはダントーホールディングス、最近では金下建設。
金下建設では筆頭株主となり、経営陣に「役員報酬の減額」という具体的なコスト削減案を要求しつつ、株主総会や個別の対話では自社株買いを促しました。
金下建設もこれに応じ複数回にわたり自社株買いを実行し、株価は大きく引きあがりました。
2020年2月、ファンドマネージャーは3年にわたって保有していたこの株(最終20億円相当)を売却し、BMキャピタルグループに十分な利益をもたらしました。
上場企業の株主上位10位は公開されているので、粘り強く調べていけばBMキャピタルがどこに投資しているか見つけることが可能です。
ファンドの規模からみて、1銘柄あたり3億~20億を使って投資しているのが見て取れ、BMキャピタルが株主になっている銘柄はほとんどの株価が右肩上がりなのがわかるでしょう。
BMキャピタルの保有している銘柄は?
「株主プロ」やマーケット関連の総合サイトを利用して、各銘柄の「上位10位の株主」をチェックしていけば、BMキャピタルが保有している株式銘柄を探し当てるのはそこまで難しくありません。
私自身BMキャピタルに投資中の身であり、銘柄の公表にメリットが無いので控えたいところですが、とある個人ブログでBMキャピタルの投資先として瀧上工業があがっていましたので、それについて触れておきます。
以下はKabutan(kabutan.jp )という株式総合メディアから確認できる瀧上工業の株主上位10位のデータです。
株主名 | 持ち株 | ||
変動 | 比率(%) | 株式数 | |
自社(自己株口) | ↓ | 18.25 | 492,400 |
瀧上精機工業 | 16.53 | 446,000 | |
ブラック・クローバー・リミテッド | 4.37 | 118,000 | |
ジーグ | 4.08 | 110,000 | |
瀧上茂 | 3.89 | 105,000 | |
三菱UFJ銀行 | 3.82 | 103,000 | |
日本製鉄 | 3.11 | 84,000 | |
ビーエムキャピタル合同会社 | ↑ | 2.85 | 77,000 |
メタルワン | ↓ | 2.71 | 73,000 |
エムエム建材 | 2.56 | 69,000 | |
瀧上晶義 | 1.85 | 50,000 |
こちらは2020年9月時点の株主データ。瀧上工業株式会社の8位の株主なのがわかります。
77,000株を保有していて、執筆時(2020年11月24日時点)株価は4,940円ですので4億円弱の株式を保有していることになります。
瀧上工業は創設120年を誇る老舗の鋼構造物メーカー。橋梁や鉄骨、鉄塔などを製作しています。財務内容はとにかくキャッシュが豊富。
しかしPBRは0.31とかなり割安な銘柄。これから株価の上昇が期待できますね。
銘柄分析と保有株式の「売却ノウハウ」に強み
BMキャピタルを長年みてきて感じることは、割安銘柄をたんに発掘するだけで無く、買い増しを続けた後の「売り易さ」まで含めターゲット銘柄を選定している点です。
株主構成や役員報酬の額、不採算事業の有無、会社の資産内容など細かく分析したうえで、仮にマーケットで株を売らず、筆頭株主になるまで買い続けても、発行元企業の経営陣がBMキャピタルの提案に応じるタイプかどうかを事前調査したうえで買い始めているように見えます。
十分に勝ち目を見出しているので、株を買った後にやることはシンプル。
株をさらに買い増ししながら経営陣に対して発言権を強め、提案を重ね、利益化の着地を見込みます。
昨今、エクシア合同会社が信じ難いパフォーマンスで存在感を高めていますが、運用実態が可視化でき、収益化までのプロセスが合理的なBMキャピタルの実力は、当サイトのランキング2位、3位のファンドに比べ、圧倒的と言えるでしょう。
事実、私はエクシア合同会社にも投資していますが、最悪無くなってもいい資金を投じています。BMキャピタルには無くなってもらっては困る「大切な私の資産の大半」を投じており、資金ボリュームの違いを見ても、BMキャピタルへの信頼度は絶大です。
気になるBMキャピタルの評判や口コミ
国内でも信頼度の高いBMキャピタルですが、WEB上でもBMキャピタルへの評判を記載しているサイトが散見されます。
例えば、「投資信託口コミ比較サイト」では、以下のような口コミがありました。
全体的に良い評判が多い一方で、合同会社である点を疑問視する声や会社の場所についてどこなの? といった口コミも多少ありました。
投資を募るという行為そのものに、個人投資家が警戒するのも無理はありません。
ただしBMキャピタルは設立から8年以上経過しており、3か月に一度解約が可能で、保有銘柄は第三者機関を通じ把握できますし、投資家も1,000人弱存在します。
問題があればSNSで即拡散されるため、詐欺や横領といった悪質なものとは一線を画していると考えてよいでしょう。
とはいえ、情報は常に最新のものをとり、問い合わせや公式サイトのリリース内容はこまめにチェックしておくといいですね。
BMキャピタルの口コミや評判について徹底的にまとめた記事はこちらにあります。
さらに深堀したい方はチェックしてみてください。
まとめ
最後にBMキャピタルについて、どのような運用を行うファンドなのか改めてまとめてみました。
- 国内株式による運用
- 運用担当者達は外資系投資銀行での就労経験あり
- 保有資産や収益力のある優良な割安株に投資
- 株価の適正価格との乖離が見られる場合に裁定取引「イベント・ドリブン投資」も行う
- 株主権利を行使して投資先へ企業改善の働きかけを行う
- 状況によっては株主提案や少数株主権を主張する訴訟等も行う
- 主要メンバーは30代と非常に若いが、外資系の投資ノウハウを生かした運用は期待度が高い
本記事を読んでBMキャピタルについて興味を持たれた方は、一度担当者と面談をしてみることをオススメします。
面談は無料で何回でも実施できますよ。