投資信託ランキングには意外な落とし穴が存在します

投資信託の残高ランキングをチェックする時は、残高が多いものを良い投資信託だと思って見ていますか?

確かに残高が多いということは、多くの投資家の支持を集めているのですから、どこかに具体的な魅力があるはずです。

投資信託の残高ランキングを見ると、販売会社が力を入れた結果で残高が溜まっているファンドも見受けられますが、ランキング上位の銘柄は、基本的に調べて買い付けを検討する価値のあるものが並ぶことが多いです。

しかし、投資信託に取って残高が積み上がっていくことは、運用に取って良いことばかりではありません。

リーマンショック前の中国株に投資するファンドで、よく買い付け停止になることがあったのをご存じでしょうか。これは、投資信託に集まる資金が増えれば増えるほど良いのではないことを分かり易く表した例です。

資金が集まりすぎるとなぜよくないのか?

買い付け停止になるということは、資金が集まり過ぎて投資先が無くなってしまっており、これ以上資金が増えると運用パフォーマンスが悪くなると運用会社が判断した時に下される処置です。

株式で投資をしていると、銘柄はある程度絞られますので、魅力的な投資先がなくなってしまうことと、既にファンドが保有している株式を必要以上に買ってしまうと、その株式内の保有割合が上がってしまって、売却時に機動性を失ってしまいます。

債券型の投資信託であれば、市場がとても大きいので、残高が積み上がることでの悪影響は少ないと言え、買い付け停止の措置が取られることは非常に稀ですが、どの投資信託でも資金が集まり過ぎると、運用が難しくなってくることは共通しています。

例えば、自分で運用する資金が、100万円か1億円かで大分変わるように感じるはずです。

個人の場合をそのままプロに当てはめることはできませんが、銘柄の振り分けやリスクヘッジの観点などから、予想外の資金が集まることをあまりよく思っていないファンドマネージャーは多いのが事実です。

特に、新興国へ投資する投資信託は、市場が小さいところへ大量の資金を入れていくことになり、人気が高くなってしまうと運用の難しさが出てくるのはよく聞く問題です。

不必要に溜めてしまった株式を売りさばくには値段を落とす必要が出てきたり、銘柄入れ替えが難しくなったりするという悪影響が出てくることを知っておいてください。

特に新興国の株式で運用するタイプの投資信託で、残高の多いものを選ばれる際は、過度に投資家の期待が積み上がっていないかはよく見るべきでしょう。

変動が大きな投資対象だけに、運用が上手くいかなかった時の損失が大きくなり易いので、様々な視点からリスクを考えるべきです。

今回ご紹介した考えは、全てに当てはまるものではなく、あくまで投資信託を選ぶ際の補助的な考え方です。

たくさんの投資情報に触れていると、学べることは多くあるはずなので、知らなかったから損失を出したということにならないように、より多くの情報に触れるようにして、知識を強化していくと良いと思います。

順位 ファンド名   過去3年
平均リターン
1位 M&S 58.87%
2位 BM キャピタル 15.23%
3位 アズカルアセットマネジメント --- %
4位 モントレー・キャピタル・マネジメント --- %