投資信託が売れた理由は毎月分配?

投資信託が売れた背景は、様々な影響が合わさりあっていると考えられますが、一番影響が強かったと思われているのは、毎月分配型のグローバルソブリンの登場(1997年12月設定)だと業界では常識になっています。

実はこのファンド、世界でトップ5に入るほどの巨大ファンドに成長したことがあります。

日本人は投資に消極的だと言われている中で異常なまでの人気を誇ったことが良くわかる話です。

では、どんな特徴が日本人の琴線に触れたのでしょうか?

それを紐解くことで、投資信託が売れた背景が炙り出せそうです。

グローバルソブリンで挙げるべき特徴は、何と言っても「毎月分配」でしょう。

日本人は真面目で勤勉な性格から貯蓄を好み、当時高かった金利をコツコツ貰うことに美徳を感じてきました。しかし、その金利情勢にはある大きな変化が訪れます。

それはバブル崩壊により、低金利化が時間と共に進んでいく状況がはっきりとし始めたことです。

それまで年金+利子という構図で成り立っていた高齢者層の生活でしたが、利子収入が年々減っていくことで水準が下がっていくことに不満と不安を持ち始めます。

そこで注目されたのが「毎月分配」のグローバルソブリンです。

これが、どんどん下がる銀行金利に不満と不安を持っていた高齢者層に大変注目されました。

銀行金利に不満と不安を持っていた高齢者層に大変注目されたのが毎月分配型の投資信託

当時、毎月分配金を出す投資信託がなかったので、「毎月分配金を貰って豊かな老後を送ろう」をキーワードに爆発的な資産が集中していきました。

1998年12月に投資信託の銀行窓販が開始されると、伸びが顕著になっていき、円安に振れていった背景もあり、5兆円を越えるファンドに成長しました。

時代背景を圧倒的に見方につけ、良好なパフォーマンスで安定性を獲得後は、リピーターが続出しました。満足度が非常に高かったのです。

グロソブは、世界各国のソブリン債(国債等の政府やその関係機関の債券、信用リスクが低いことが特徴)に分散投資しており、その運用益を翌月には手にできるので、分かり易く且つ安心感がありました。

そうした経緯で市民権を得た投資信託への投資ですが、グロソブで安定的な運用を経験した投資家は、更なる利益の獲得と安定性を求めて投資を拡大していきました。新興国の台頭がはっきりしてくると今度は「BRICs」がキーワードとなり新興国へ投資をする投資信託が流行します。

グロソブを入り口に投資家の信用を得て、その投資家を他の商品へ流していく営業スタイルが各金融機関のトレンドになっていきました。

お金へのリスクに対し消極的であった日本人は、結果という安心から投資信託への信頼感を手にしたことで投資を拡大していきます。

その爆発力は歴史的には異常であり、当時の投資家はリスクの本当の意味を理解していなかったと思われます。つまり分配金を利子と同様に捉え、儲かっているという感覚が、元本割れのリスクを内在している投資であることを忘れさせたということです。

毎月の分配金が元本割れリスクを忘れさせる

その証拠としてリーマンショック後はあらゆる所で元本割れした投資信託の販売姿勢を問う訴訟が増えました。私はリスクを理解していなかったから騙されたという主張です。

こういった歴史を紐解いて、現在の投資家が教訓にするべきことは、投資への勉強をしっかりした上で、自分で判断をしなければならないと言うことです。

ちなみにグロソブの純資産総額はピーク時から1/5にまで減っています。

グロソブにヒントを得た後発商品のレベルがどんどん上がっていった背景もあるのですが、グロソブ自体は現在否定して見ている有識者が多数派となっています。

つまり、売れているものが必ずしも良いものではないということです。

さらに、勧めれたからと言って深く考えずに多額の資金を投じた結果、元本割れが生じた場合は訴訟を考えるほど精神的ショックがあることも先人達の行動から分かります。

しかし一方で、正しい投資活動を行った投資家は、多額の利益を得たという現実もあります。

例えば、2006年に中国に興味を持ち、1年後に資金を引き揚げた投資家は投資信託でも僅か1年で50%以上利益を獲得している投資家も存在します。

投資信託が売れた背景を理解することで、これから投資を考える際の参考にするとしたら、自分で勉強を行うことと、それで得た知識をもとに自分の判断でファンドを選び、運用することが大切であると学ぶべきでしょう。

投資は、大きな利益を獲得することもできます。

それには正しい投資活動と取ることが重要ですので、知識を得るためにこういったサイトで勉強することは、豊かな生活の獲得に向けて大切なことです。

順位 ファンド名   過去3年
平均リターン
1位 M&S 58.87%
2位 BM キャピタル 15.23%
3位 アズカルアセットマネジメント --- %
4位 モントレー・キャピタル・マネジメント --- %