毎月分配型の投資信託は本当に良いのか?

毎月分配型を前提とする投資信託がよく売れています。

しかし、毎月分配を行う投資信託は通常の投資信託よりも明らかに「損」といえます。なぜならば、まず分配金を毎月だすたびに10パーセントの課税がかかります。(これは2013年末まで、現在は20%となっています)大事な資産が毎月課税対象に変更されていくことを考えてみてください。

せっかくの利回りなのに、その都度課税されますから、それだけでもマイナスということです。

そして、分配金がある限り、「もし分配金がなければ出せているであろう自然な利回り以上の利回り」を狙う必要が運用会社にはあります。

常に毎月吐きだす分配金を想定して利回りを狙いにいくということになりますので、これは単純に考えても、とてもプレッシャーだといわざるを得ません。

分配金を出すことを前提とした利回りを狙うあまり、運用が制約されてしまうのです。

毎月分配以上の利回りが必要なため運用が負担

運用成績がどうであっても、分配金を出し続けなければなりません。それに対して毎回確実に課税がきます。かつ、その仕組みそのものが運用に決してプラスの影響を及ぼさない。どこから見ても、この毎月分配型の投資信託は成り立っていません。

しかし販売会社にしてみれば、「安定した分配金が毎月いくらくらい・・・」と説明を繰り返すだけでいいので、現場では売りやすいとされています。

その結果、売れてしまうのです。

最近では銀行の窓口にいるセールスマンにも人気で、投資信託ランキングでもTOP10はすべて分配型の投資信託です。分配型投資信託はそれほどよく売れているのです。

投資家の心理をついた「毎月分配型」。

売りやすさはピカイチですが、本来一番重要である運用に対して恐ろしく負荷がかかっているのです。

何度も話をしていますが、もう一度この商品のマイナス面について、しっかりと確認していきましょう。

運用はどう考えても長期的に安定期に預けてもらえるほうが資産運用会社にとってはストレスが少なくパフォーマンスがあがる可能性も高いのです。

しかし日本国内の個人投資家のほとんどが、毎月分配型を選びます。

その理由は、販売員がこういった商品を売った方が手数料が高いからどんどんすすめてくる販売側の理由と、投資家側も毎月分配金が入ってくるからなんだか安心という、投資に対しての理解が低いがゆえにおきる心理の二つが大きいです。

またネット証券など今は少しずつ認知されつつありますが、日本のお金の大半は高齢者が保有しており、高齢者には昔ながらの付き合いの証券マンがいて、彼らが自分のノルマゆえに、あちらからこちらへと乗り換えを促しています。

営業マンは誰も顧客のことをおもってはおらず、成績だけを考えているということが、ランキングの上位10位すべてが毎月分配型と聞いて納得いくでしょう。

一応、当サイトでも毎月分配型の投資信託ランキングを掲載したページもありますので、参考にされると良いですが、管理人のスタンスとしては、ランキングの上位に入っている投資信託であっても毎月分配型を宣伝文句としている投資信託の手法は認めがたいと判断しています。

順位 ファンド名   過去3年
平均リターン
1位 M&S 58.87%
2位 BM キャピタル 15.23%
3位 アズカルアセットマネジメント --- %
4位 モントレー・キャピタル・マネジメント --- %