2013年のランキング

ハイリスクハイリターンの投資姿勢で知られるヘッジファンドですが、その中でももっとも高いリターンをあげたヘッジファンドは、世界の投資家から注目されます。

毎年「ブルームバーグマーケッツ」という金融のプロフェッショナル向けの雑誌で、その年のリターンが高かったヘッジファンドのランキングが発表されています。

ブルームバーグマーケッツによると、2013年のランキングは以下のようになっています。第三位までを見てみましょう。

1位 グレンビュー・キャピタル・オポチュニティ
2位 マトリックス・キャピタルマネジメント
3位 ポールソン・リカバリー

ここで第1位になっているグレンビュー・キャピタル・オポチュニティは、なんと年率80%越えの驚異的なリターンを上げています。単純比較はできませんが、2012年の1位だったメタキャピタルマネジメントが37.8%だったことを考えると、驚異的な数字です。

しかし2012年1位のメタキャピタルマネジメントも今年はランクインしなかったように、一時的に驚異的な数字を上げても、今後それが継続できるかとなるとそれは別問題となります。ヘッジファンドに投資するならば、数年に渡って継続的に高いリターンを出しているところを見つけて投資するべきでしょう。

まだ第3位には、リーマンショックを予測したことで莫大な利益を得たことで知られるジョン・ポールソンのファンドがランクインしました。

彼は2011年から2012年にかけては、欧州債務危機の影響を受けて、運用資産が半分以下になるほど惨敗しました。しかし2013年には、彼の運用するファンドの多くが成功し、見事にカムバックした形になっています。

ちなみにジョン・ポールソンは2013年の業績が評価され、ヘッジファンド業界では過去最多である累計9つの賞を受賞したそうです。

上位ヘッジファンドの戦略

毎年ランキングの上位のヘッジファンドは、偏った戦略のものが多くなる傾向があります。

2013年もそれが顕著で、ロングショートの戦略を用いたファンドが10位のうち半分を占めました。ロングショートとは、銘柄の値上がりしたとくだけでなく、値下がりしたときにも利益を得る戦略です。これは値下がり時に空売りし、底値で買い戻すことで利益を得るもので、値上がり・値下がり共に利益を生むことができる戦略になっています。

2013年はアメリカの株式市場が順調に上昇し続けました。

背景にはアメリカ国内の雇用の回復と金融緩和政策の影響がありました。こうした状況でリターンを出せないヘッジファンドも多かったのですが、オバマケア関連株によって大きくリターンを上げたヘッジファンドがランクインした形になっています。

しかし2014年にアメリカは、これまで続けてきた異例の超金融緩和政策の終了を発表しました。株式市場が上昇していた要因の一つは、金融緩和によってあふれていたお金が株に流れていたことだったため、この影響は相場にも出ると思われます。

こうした環境の変化の中で、どのヘッジファンドがリターンを出すのか、もしくはリターンを出せなくなるのか、2014年のランキングも注目です。

順位 ファンド名   過去3年
平均リターン
1位 M&S 58.87%
2位 BM キャピタル 15.23%
3位 アズカルアセットマネジメント --- %
4位 モントレー・キャピタル・マネジメント --- %