投資信託は分配金だけに捉われてはなりません

投資信託選びでよくある間違いが、分配金をなるべく多くもらえる投資信託が良い投資信託だとして選ぶ考え方です。

分配金の源泉がどこにあるかをご存知でしょうか?

投資信託の分配金の源泉は、その投資信託の純資産残高の中、つまり運用成果が反映されて上下していく基準価格の中から支払われているだけです。

分配金が投資信託の純資産残高の中から支払われるということは、分配金を支払えばその投資信託の資産が減って、結局その投資信託の基準価格が分配金の分だけ下がることになり、運用成果が悪ければ、タコ足配当を受けている状態と同じになってしまうことがあるというこです。

この部分は是非よく理解して下さい。

投資信託の分配金は、銀行預金の利子とは全く違う構造になっています。

日本人は予てより貯蓄を好んできたので、分配金がもらえる投資信託の価値を不当に高く評価しています。

投資信託のランキングで一番見る機会が多いのが、分配金を支払う投資信託が中心であることでもそれはよく分かります。

しかし、分配金が利子とは違って運用成果によって元本の切り崩しに当たる場合があることを理解すると、その考え方がいかに間違った考え方であるのかが分かるようになります。

分配金は実は元本資金の切り崩しで支払われる

分配金は、定期的に銀行振り込みされると安心感を持つと思いますが、果たして元本の変動はどうなっているでしょうか?

もし、これまでそういった観点から保有の投資信託の推移を見ていないとしたら、大事なことを忘れてしまっていると言えますし、これから投資信託を持とうとされる方においては、この観点からの見方をしっかり身につけてから投資をするべきです。

投資を考えるのでしたら、たとえ分配金をもらうことが目的であっても、元本の推移がどうなっているのかを見ていくことが非常に大事になってくることを理解しましょう。

もし、分配金の分を越えて投資信託の基準価格が下がっているとしたら、その分配金はあなたが投資した資金から振り込まれているに過ぎません。

初心者投資家を抜け出して、しっかりとした投資判断のできる投資家になるためには、こういったトータルパフォーマンスを見る目が大事になってきます。

投資信託ランキングを見る際に、分配金水準を参考に各投資信託を分析していく行動自体は、間違っているわけではありません。

分配金を受け取りながら運用していきたいというニーズをお持ちの方は、分配金ランキングを見ながら買い付けを行う投資信託を選んで頂いても良いです。

しかし、分析の中心が分配金になってしまうのは明らかな間違いであると言えます。

これまで述べてきたことをもう一度復習して頂くとよくお分かり頂けると思いますが、投資信託で一番大事な要素をよく見ていきましょう。

投資信託で一番大事な要素とは、その投資信託のトータルパフォーマンスを見ていくことでしたね。

分配金は、目に見えて自分に投資のリターンが得られているように感じるものですから、勘違いし易いですが、分配金に拘る投資家が成功したという事例がすごく少ないことも業界では有名になっています。

広告では、よく分配金の高さを売りにしてアピールされている投資信託が多いですが、しっかりとした見る目を持って分析するようにしましょう。

順位 ファンド名   過去3年
平均リターン
1位 M&S 58.87%
2位 BM キャピタル 15.23%
3位 アズカルアセットマネジメント --- %
4位 モントレー・キャピタル・マネジメント --- %